ちょっとゾゾッとした話。

ちょっとゾゾッとした話。

五島にはキリシタンが潜伏していた土地です。

開拓民として移り住んだのです。

明治に入ってもその弾圧は止むことがなく、というか明治に入ったからこそ明治政府の神道国教主義に反するキリスト教を排除する動きがにわかに活発化しました。

そういった背景の中で「五島崩れ」と呼ばれる弾圧が繰り返されるのです。

六畳二間の牢屋に200名のキリシタンが、座ることも横になることも出来ない状況の中で実に8ヶ月の間

も押し込められ、40名が亡くなってしまうという、そんな想像を絶する弾圧であったのです。

そのキリシタン刈りは、密告もあったでしょうし、もともとキリシタンに対しては緩やかであった五島藩でしたから、捕まえることは然程困難ではなかったでしょう。

捕らえられたキリシタンが持つ土地は、開拓によって得たものですが、そんな弾圧に耐えぬき戻ったときにそれはその土地に住む他者の手に渡っていたりしました。

これはタダのゾッとする話しなのですが、その知り合いが自慢気に「うちの家は殿様から褒美を受けた。土地もその時に手に入れた。」などということを口走ったことがありました。

その時にふと思ったのです。「なんで?」と。

「うちの家系はずっと五島の家だから。」という言葉にも反応してしまいました。

この知り合いを皆が警戒していたのは、すぐにチクったり自分のいいように事実を曲げて報告をしたり寝返ったり、そのくせすぐに人のせいにしたりと、なかなかの強者だったからでした。

それを咎めるとまた人に曲げた話を吹聴する。

「男のくせに」というのは逆差別的ですが「男のくせに!」と言いたくなるような人間。

しかし、学生とは言え大人になっていましたから、あからさまにスポイルすることも出来ない。

そんなある日「飲酒運転したのはお前のせいだ」と騒ぎ立てて、人から相手にされなくなってしまいました。

お前というのは私だったのですが、私はその場にもいませんでしたし、謂れがないこと。

その人間の理の根拠というのが、酒を飲まない私がその場にいれば飲酒運転をしなくてすんだというものだったのですが、いやいや、アンタの彼女でもないし、なんだコイツ!なのです。

飲酒運転をして捕まったことを人から「ばかじゃないのか」と口々に言われ攻めこまれたと感じたのでしょうね。

それで道理の通らない「人のせい」を作って、応戦したのでしょう。

今ほど飲酒運転に対しての罰則が厳しいものではなかったにしろ、飲酒運転は軽蔑されるべき物という認識がありました。

「こいつんち、キリシタンをチクって土地を手に入れたんじゃないのか?」そんな気がしてゾゾッとしたのです。

因縁云々というものはわかりませんが、もし「人を貶めて自分を正当化することも時として許される」という気持ちがその家庭教育の中で息づくものであったのならば、こうなることもあるかもしれない。

いろいろあったんすよ、論文のネタをカスリ取られたり(笑

どうしてそういう事が出来るんかなぁと呆れはしても、もう咎めることも止めました。

めんどくさいですもの。

今はどうしているかわかりませんが、アルコールの摂り過ぎで、身体を壊しているという噂だけは聞きましたっけ。

室外機

友人宅が冷房の室外機を、とうとう盗まれました。

いや、私「やばいっちゃない?」とは言っていたのですよぉ。

住んでいる家ではなく、喫茶店として貸していた家屋。

その借主が出ていってから、1ヶ月ほど空き家になっていたのです。

照度室外機のところがツタでコンモリと隠された感じになっていたのですが「これ、盗み易すぎやろ!」と言っていました。

お金があるときはしないでしょうが、切羽詰ったときはその場所を思い出して決行するでしょうね。

車の通りがソコソコある道沿いだから。。。とは言うものの、死角に当たるんですよ。

「電気の知識がないと難しくないか?」と友人は言うのですが「それはない」と私。

100vならばバチっと火花が飛んで「うわぁ!」と言えば済んでしまう程度です。

200になると吹っ飛びますが。

「なんで室外機なんか盗む?」というので「室外機を廃品で売りに行っても4000円弱になる。」そう答えると「なるほど。。。」と。

使わないものなら取られてもどうこう言いませんけど、使ってるものヤラれると悔しいじゃないですか。

買えばまた10何万掛かっちゃうわけですよ。

実質の被害額の何倍も損しますもん。

冬になると草が枯れてみっともないので今のうちに。。。ということで先日シルバー人材センターに頼んで草刈をしてもらったのだそうです。

その時にツタでコンモリとしている場所にあったはずの室外機が、忽然と消えていたと。

配線処理までキチンとやってくれてましたので、火事などの心配は最低限起きないように、泥棒もしていたようです。

「だからいったじゃん!」「ほんとだ。。。」

生きてくのに必死ですからね、生きてくのにというかその日食べるのに必死なんですよ、だれでも。

ですから「盗んでくれ」と言わんばかりの環境を作っておくことも、罪作りですわ。

もし自分が泥棒ならば。。。と想像してみるといいです。

「そんな疚しい心は持ち得ない」などと偏屈言わずに、想像力を働かす。

そうすれば自ずとその相手の気持は分かってきます。

別の友人は不要になった廃品を、持って行ってもらおうと持って行きやすい場所に置いていたりしています。

普段は家にいませんから、廃品回収が来ても渡せませんもん。

そうするといつの間にか無くなってる。

厳密に言えば勝手に持って行かれたのですから泥棒されたことなのでしょうが、本人がそれを望んでいますから問題なし。

世知辛いですからね、持っていきたくなるような場所においてあるものは、ヤサグレた心落ちだと持って行ってしまいます。

必要なものであれば、盗まれないようにするというのも、自衛ですし罪人を作らない配慮だとも思います。